2015年8月 NPO法人 神奈川県自然保護協会
(文責:村上雄秀)
特徴
本ホットスポットリストの特徴は以下の4点です。
経過
このプロジェクトは以下のように進めました。選定メンバーのミーティングは10回以上に達しました。
2012年春 ホットスポット選定メンバーへの依頼
植物・植生・哺乳類・鳥類・両生類・爬虫類・海域魚類・陸域魚類・昆虫
2012年夏 約150の県内NPO・研究機関・博物館・自然愛好家などに調査用紙を配布
2012年秋 配布した調査用紙を受領(最終的には70件 53ヶ所)
2013年春〜2014年冬 審査・選定・確認作業
2015年春 第1次最終リストとりまとめ
基準
選定基準は以下の2つのカテゴリーに拠っています。カテゴリーBはレッドリストなどからは抽出できないが、地域の生物多様性の保全上重要な地域として評価を行える内容としています。
カテゴリーA:希少種、RL種などが集中して産する地域(重み付け;県西・県東などの広域区分を加味)(特殊性)
カテゴリーB「機能的ホットスポット」:カテゴリーA以外で神奈川県や地域の生物多様性の保全
上、特に重要な地域(典型性)
1.県内に少ないサギ類の集団営巣地や魚類の産卵場など、生息上の重要地域
2.典型的な生物相や相観を有する生態系
3.周辺環境からみて相対的に希少な生態系
選考メンバー
選定作業は以下の方々の全面的な協力により、無償で進められました。いずれも県内の生物に関する第1線の研究者です(敬称略)。
植物: 勝山輝男(神奈川県立生命の星・地球博物館)
田中徳久(神奈川県立生命の星・地球博物館)
植生: 村上雄秀(IGES国際生態学センター)
昆虫: 高桑正敏(元神奈川県立生命の星・地球博物館)
鳥類: 石井 隆(日本野鳥の会)
哺乳類 山口喜盛(元丹沢湖ビジターセンター)
陸域魚類: 勝呂尚之
海域魚類: 林 公義(元横須賀市自然・人文博物館)
両生類・爬虫類:天白牧夫(日本大学)
全般・監修 青砥航次(神奈川県自然保護協会)